熊本の銘酒
- 2008.04.11 Friday
- 19:56
chiefです。
新年度スタートも多忙感もだいぶ落ち着いてきました。
桜の木も満開の桜色から葉桜に変わってきましたね。
さて、今日は最近密かなブームなものをご紹介

「千代の園酒造 極上赤酒」です。
赤酒は、熊本で造られている灰持酒(あくもちざけ)です。
灰持酒とは、醸造したもろみに灰を混入させる、日本酒の一種です。
詳しく説明しますと
原材料にもち米を加え、水の量を5割近くまで減らして仕込み
終盤に大麦麦芽も加えて更に発酵させた後
もろみを絞る直前に木灰を混入しています。
灰を混入する理由は
酸性を中和させる役割ですが
実際は酒をアルカリ性にしてしまいます。
このため腐敗の原因となる細菌が育成しないのです。
また酒の成分であるアミノ酸が糖と反応して赤みを帯びて
そして独特の風味も醸し出されます。
簡単に言いますと腐敗を防ぐためにとった方法です。
熊本から献上品として赤酒は流通していたようで
長旅に耐えられるお酒となったのです。
熊本の中でも赤酒はちょっと特別なお酒ですね。
ほとんどの方がお正月の御屠蘇で飲まれることが多いでしょう。
バーテンダーとして今ちょっとマイブームです。
この熊本独自のお酒を使ったカクテルを考えてます。
そのまま飲んでもとっても美味しいのですが
ここはlenteのカウンター、いろいろなお酒と調合します。
地酒のカクテルっていうのもひとつの地産地消ですね。
ぜひ試してみてください!!